こんな時に!
古くから愛用されている生薬
“キノコ”は古くから薬用として食されてきました。
その“キノコ”が虫に寄生して、虫からキノコが生えている「冬虫夏草」も、古来より東洋医学の生薬として不老長寿、強壮などの秘薬として知られていました。その後、日本にも1728年に中国から輸入され、「冬虫夏草」の名が知られるようになりました。
名前の由来
冬虫夏草とは、キノコが昆虫やクモなどの虫に寄生し、その体内に“菌核”を形成し頭部や関節部から生えている棒状のキノコのことを指します。名前の由来は、冬の間は虫の姿で、夏になると草(キノコ)になると信じられていたため、「冬虫夏草」という名前になりました。
近年の冬虫夏草
近年では、ガン患者の化学療法後の生活の質と細胞性免疫の向上や肝機能の向上に有効であることが認められています。
さらに冬虫夏草は古くから多くの研究者によって研究されていますが、現在も多くの新種が発見されています。それが、今後の新薬への応用など、さらなる研究成果が期待されています。
漢方生薬の最高峰
冬虫夏草は希少性が高く、滋養強壮に優れたキノコです。
冬眠する昆虫に寄生して冬の間に栄養分を吸収しながら菌糸を育て、暖かくなると発芽して地上に姿を見せます。
古くから不老長寿、滋養強壮の秘薬として伝承されてきた冬虫夏草は薬膳でも使われてきましたが天然物は環境破壊と乱獲で絶滅に近い状態となっています。
冬虫夏草の効果
免疫賦活作用、抗ガン作用、血糖値調整作用、抗疲労作用、調整効果、心肺機能増強効果、二日酔い対策などが医学者、薬学者の間で研究され、論文が発表されていますが、まだまだ解明されていない未知の能力を秘めています。
中国では歴代皇帝が愛飲し、古くから秘薬として扱われ薬膳料理にもされています。
ビタミン・ミネラル・アミノ酸が豊富で純良な食材と一緒に食すことで腸内のより多くの善玉菌が立ち上がってより多くの酵素を生産してくれるということなのです。
他の健康食品との違い
キノコには霊芝、アガリスク等抗ガン作用を持つものが多いですが、それはβグルカン、マンニトールといった抗ガン作用のある成分があるといわれています。冬虫夏草はそれに加え他にはみられないコルジセピンと成分をもち、さらに高い効能を持つことが研究されています。